以下のシンポジウムは無事,閉会いたしました.ご参加下さった皆様、誠にありがとうございました.報告はこちらのページをご覧ください.
ミナミハンドウイルカは,スナメリと並んで,日本の沿岸各地に生息する鯨類の1種です.近年,これまでミナミハンドウイルカが普段よく見られていた地域以外でも発見があったり,移動していたりという情報が集まってきています.2012年3月,日本全国のミナミハンドウイルカの様々な研究成果を紹介するシンポジウムを京都にて開催しましたが(第1回),それから6年が経過し,いろいろな新しい研究がなされ,さらに地域の状況は変わってきています.そこで,日本におけるミナミハンドウイルカの生態の解明に向け,各地域,各種研究の情報共有をすることにより,ミナミハンドウイルカの保全と地域活性化につなげるべく,本研究集会を開催いたします.
日時:2018年9月23日(日)~9月24日(月・祝)
場所:三重大学生物資源学部2F大講義室
主催:三重大学大学院生物資源学研究科
附属鯨類研究センター
研究集会:無料
情報交換会:一般4500円,学生2500円(予定)
(情報交換会は満席となりました)
参加申込:ウェブでの申込はしめきりますが,
当日参加可能です.当日受付にお越し下さい.
*ミナミハンドウイルカにまつわる研究に関する
ポスター発表は9月13日で締め切りました.計11演題です.
*宿泊の手配は参加者ご自身でお願いいたします.
*お車でお越しの方は,三重大学正門横の駐車場をご利用ください.なお,スペースに限りがあり,学内で他にイベント等があると混雑も予想されますので,できるだけ,公共交通機関をご利用ください.
(各講演は質疑5~10分含)
【第1日 9/23】
10:00-10:15 開会挨拶,趣旨説明(三重大学・吉岡基)
第1部:地域別にみたミナミハンドウイルカの現状と課題
セッション1(座長:三重大学・森阪匡通)
① 10:15-11:15 続・御蔵島のミナミハンドウイルカ(御蔵島観光協会・小木万布)
② 11:15-12:00 小笠原周辺海域に生息するミナミハンドウイルカの生態について(小笠原ホエールウォッチング協会・岡本亮介)
12:00-13:30 昼食,休憩 (ポスターセッション;大講義室内)
セッション2(座長:近畿大学・酒井麻衣)
③ 13:30-14:15 鹿児島湾のミナミハンドウイルカについて(かごしま水族館・柏木伸幸)
④ 14:15-14:45 薩南諸島のミナミハンドウイルカ-奄美大島周辺海域を中心に-(三重大学・船坂徳子)
14:45-15:15 休憩
セッション3(座長:長崎大学・天野雅男)
⑤ 15:15-16:15 天草下島周辺海域のミナミハンドウイルカ
⑤-1 分布・個体数・生息地利用(東邦大学・白木原美紀)
⑤-2 社会・移動・ウォッチング利用(人間環境大学・西田美紀)
⑥ 16:15-17:00 能登島のミナミハンドウイルカ Episode 2(帝京科学大学・森恭一)
⑦ 17:00-17:30 若狭湾西部海域に出現したミナミハンドウイルカ(京都海洋高校・中島幸一)
18:15-19:45 情報交換会(三重大学生協「パセオ」)
【第2日 9/24】
第2部:手法別にみたミナミハンドウイルカ研究の現状と課題
セッション4(座長:帝京科学大学・森恭一)
⑧ 09:00-09:35 ミナミハンドウイルカ音響研究の動向(三重大学・森阪匡通)
⑨ 09:35-10:10 ミナミハンドウイルカの行動研究(近畿大学・酒井麻衣)
10:10-10:25 休憩
セッション5(座長:三重大・船坂徳子)
⑩ 10:25-11:00 遺伝学的研究から見る御蔵島のミナミハンドウイルカ(東海大学・北夕紀)
⑪ 11:00-11:40 イルカ観光と地域活性化の可能性と課題(○東海大学・石川智士,京都大学・渡辺一生)
11:40-12:25 総合討論(座長:三重大学・吉岡基,森阪匡通)
テーマ「ミナミハンドウイルカの保全と地域活性化のために」
12:25-12:30 閉会挨拶(三重大学・森阪匡通)